【小児矯正】マイオブレースとプレオルソ矯正のすべてがわかるガイド

2026.03.10

お子さまの歯並びが気になっている親御さんへ──。最近よく耳にする「マイオブレース」や「プレオルソ矯正」。どちらも“歯を抜かずに”“痛みを少なく”進められる小児矯正として注目されています。しかし、名前は知っていても「実際に何が違うの?」「うちの子はどっちが合っているの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、小児矯正を専門にした歯科医院の視点から、マイオブレースとプレオルソの特徴・違い・メリット・注意点を、なるべくやさしい言葉で詳しく解説します。さらに、保護者の皆さまから多い質問をまとめたFAQもご用意しました。

この記事を読めば、お子さまに最適な矯正の選び方がよくわかる内容となっています。


小児矯正とは?

小児矯正とは、子どもの成長を利用しながら、歯並びやあごのバランスを整えていく治療です。永久歯が生えそろう前の時期に矯正を始めることで、将来的に大がかりな治療を避けられたり、歯を抜く必要を減らせることが大きなメリットです。

小児矯正は主に2種類に分けられます。

小児矯正は主に次の2種類に分けられます。

  • 取り外し式の装置を使う矯正(マイオブレース・プレオルソなど)
  • 固定式のワイヤー矯正

今回は、取り外し式で人気の「マイオブレース」「プレオルソ」にフォーカスして解説します。

マイオブレースとは?

マイオブレースは、オーストラリアで開発された“筋機能トレーニング”を中心とした小児矯正です。

マイオブレースの特徴

  • 柔らかいマウスピース型の装置を使用
  • 日中1〜2時間+就寝時に装着
  • 口呼吸や舌のクセなど「歯並びを悪くする原因」から改善
  • 専用のトレーニングを行うことで効果を最大化

マイオブレースが向いている子

  • 口呼吸をしている
  • 舌の位置が低い(舌が下に落ちている)
  • 姿勢が悪い
  • ポカン口になりやすい
  • 永久歯のスペースが足りない

マイオブレースのメリット・デメリット

メリット

  • 歯並びが悪くなる“原因”から治せる
  • 装置が透明に近く、目立たない
  • 痛みが少ない
  • 口呼吸改善など、矯正以外のメリットも大きい

デメリット

  • 装着時間を守れないと効果が出にくい
  • トレーニングを習慣化する必要がある

プレオルソとは?

プレオルソは、日本の歯科医師が開発した取り外し式の矯正装置です。やわらかい素材でできており、比較的早い段階の子どもの歯並び改善に用いられます。

プレオルソの特徴

  • マウスピース型のやわらかい装置
  • 日中の少しの時間+就寝時に装着
  • 噛み合わせや口周りの筋肉バランスを整える

プレオルソが向いている子

  • 前歯が出ている(出っ歯)
  • 下の前歯が上に被さっている(反対咬合)
  • 口がポカンと開きやすい
  • 前歯のすき間が気になる

プレオルソのメリット・デメリット

メリット

  • 柔らかく装着しやすい
  • 比較的低年齢から使用できる
  • 慣れやすく続けやすい

デメリット

  • 口のクセ改善はマイオブレースほど専門的ではない
  • ケースによっては補助的な治療が必要

【比較】マイオブレースとプレオルソの違い

結論:どちらが良い?

お子さまの状態によりますが、以下が目安です。

  • 根本原因から改善したい → マイオブレース
  • 前歯の噛み合わせを早期に整えたい → プレオルソ

両方を併用するケースもあり、実際の診断がとても大切です。

治療の流れ

  • カウンセリング(口呼吸・舌のクセチェック)
  • お口の検査(レントゲン、歯型、姿勢の確認)
  • 装置選択(マイオ or プレオルソ)
  • 装置の使い方指導
  • 通院(月1回程度)
  • 卒業後も経過観察

よくある質問(FAQ)

Q. マイオブレースとプレオルソのどちらが効果がありますか?

どちらが優れているというよりも、お子さまの状態によって“適切な装置”が変わります。口呼吸・舌癖がある場合はマイオブレース、噛み合わせが問題の場合はプレオルソが向いています。

Q. 装置をつけると痛いですか?

痛みはほとんどありません。マイオブレース・プレオルソともやわらかい素材でできています。

Q. 毎日続けないと意味がないですか?

はい。とくにマイオブレースは継続が重要です。習慣化することで効果がしっかり出ます。

Q. どれくらいの期間で効果が出ますか?

平均1〜2年ほどですが、お子さまの成長・装着時間によって違います。

Q. 小児矯正を始めるベストな年齢は?

5〜8歳頃が最適とされています。顎の成長が大きく変わる時期です。

Q. 装置をつけたまま学校に行く必要はありますか?

ありません。基本的に自宅のみで大丈夫です。

Q. 将来ワイヤー矯正が必要になりますか?

必要なくなるケースも多いですが、仕上げとしてワイヤー矯正を併用することもあります。

Q. 費用はどのくらいですか?

医院によって異なりますが、平均10〜40万円程度が目安です。


まとめ

マイオブレースもプレオルソも、子どもの成長を利用した取り外し式の矯正方法です。どちらが良いかは“お子さまの症状・クセ・生活習慣”によって変わります。

まずは一度歯科医院でチェックを受け、最適な治療方法を相談することが大切です。

引用・参考文献

  • Myobrace公式サイト
  • プレオルソ小児矯正システム公式情報
  • 日本小児歯科学会
  • 日本矯正歯科学会